九州大学 環境安全センター
Center of Environment and Safety
〒819-0395  福岡市西区元岡 744
TEL (092) 802-2591
   (内線 伊都 90-2591)  
FAX 802-2592
E-mail  kanan@jimu.kyushu-u.ac.jp


 九州大学化学物質管理規程 及び 管理規程運用マニュアルでは、研究室等の「化学物質管理取扱責任者」は、法に従った化学物質の適正な管理の点検、取扱者に対する安全教育等を行うことと、規定しています。
 化学物質の管理に関する法律(下表)や基本的なルールを守っていないことに起因して、化学物質の不法所持や紛失事故が発生しています。  

★注★ 2017/8/3付で「アスファルト等 10 物質」について、労働安全衛生法施行令別表第9に追加すること及び、2017/7/1付で「非晶質シリカ」を除外すること等を内容とする労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令及び労働安全衛生規則の一部を改正する省令が公布されました。 概要(厚労省HPへ)
★注★  2016/7/1付で新たに指定された毒劇物(8物質)が追加されました。
       (追加物質詳細へ)
★注★  2015/11/1付で「ナフタレン」他1物質が特定化学物質(第2類物質)に追加されました。 
        概要(厚労省HPへ
★注★ 2014年7月に新たに指定された毒劇物(5物質)、指定薬物(8物質)が追加されました。
       (追加物質詳細へ
 ★注★ 麻薬及び向精神薬取締法で規制されている物質の通称、構造式は厚労省HPー薬物乱用防止に関する情報-薬物関連の法令等を見てください。

  『研究室等整理番号』について
  
廃液の処理依頼、作業環境測定、リスク調査、PRTR法や化学物質管理に関する調査等ために、研究室等(所属)整理番号を付与しています。 研究室等整理番号が不明な場合は、化学物質管理を行う部局担当係にお問い合わせください。
 研究室の新設により、研究室等整理番号を取得されたい場合は、新規研究室登録申請書(学内限定)をご提出ください。
 申請方法については、申請書に記載があります。

   化学物質に関する主な法律
法 律 化学物質の呼称 危険性 事  項
 毒物及び劇物取締法  毒物、劇物、特定毒物 犯罪等  保管・管理、在庫・使用量把握
 労働安全衛生法  有機溶剤、 特定化学物質
        (特別管理物質
健康障害  作業環境測定、リスク調査、
 SDS、表示義務
 消防法  危険物 火災等  指定数量の把握
 下水道法、PRTR法等  有害物質、難分解性物質 環境汚染  水質分析、移動・排出量把握


    ★重要★11/1付で労働安全衛生法施行令等が改正されクロロホルム等の有機溶剤の管理方法が変わります
     改正対象物質:クロロホルム、四塩化炭素、1,4-ジオキサン、1,2-ジクロロエタン、ジクロロメタン、スチレン、
     1,1,2,2-テトラクロロエタン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、メチルイソブチルケトン、DDVP

     *厚労省HPへ 改正概要PDFパンフレット 改正内容抜粋
     *改正された特定化学物質、有機溶剤区分の一覧表 ・・ 「まとめ表」と「3-1_労働安全衛生法 (H26.11改正
                                            追記)」シート参照
     *「有機溶剤等使用の注意事項」(A4横 掲示用)H26.11.1変更・・実験室の掲示を貼り替えてください。
     *改正対象物質(11物質)  特別管理物質の有害性掲示用(A4縦)・・「特化物リスト (改正後)」及び個別掲示用
                                シート参照。 使用している特別管理物質を印刷して掲示してください。


     ◎ 有機溶剤使用に関する掲示の徹底をお願いします
      有機溶剤中毒予防規則(有機則)により「有機溶剤等使用の注意事項」の掲示と有機溶剤区分の表示が
     義務付けられています。
      有機溶剤を使用している研究室等で必要な掲示をしていないところは下記掲示用資料を出力して局所排気
     設備(ドラフト等)近くの見えやすい場所に表示してください。
       「有機溶剤等使用の注意事項」(A4横 掲示用)H2611.1変更
       有機則に定められた有機溶剤区分等の表示と該当する有機溶剤 (有機溶剤区分 掲示用含む)H26.11.1変更
       *厚労省パンフ「有機溶剤を正しく使いましょう
       *厚労省パンフ「女性労働基準規則」(女性則)の規制物質と濃度について

   化学物質の注意事項
     
毒物、劇物  他の薬品とは区別して保管し、在庫量は常に把握できるように、使用量管理を厳守して下さい。
特定毒物  購入、所持するには、事前に県の許可が必要です。
有機溶剤  とくに、ホルムアルデヒド、クロロホルム、ジクロロメタン、ノルマルヘキサン及びベンゼンは、揮発性が高く、毒性が強いので注意が必要です。
特定化学物質  特定化学物質は、健康障害を発生させる可能性が高い物質で、有機溶剤同様の作業環境測定の他、関係者以外の立ち入り禁止、保管場所の特定、特定化学物質作業主任者の選定などの義務があります。
特別管理物質  特定化学物質の約半数(ホルムアルデヒド、ベンゼン、エチレンオキシドなど)は、特別管理物質に指定され、SDSを作業場に掲示すること、及び作業環境測定、健康診断、作業記録は30年間保存しなければなりません。
危険物  室内で保管できる量は化学物質毎に定まっており、指定数量に対する保管量の割合の合計が2割を超えると、届け出が必要になります。
有害物質  流しから又は大気へ有害物質を排出することにより、地球は汚染されます。
 下水道への排出水は、部局毎に水質分析を行い、監視しています。

 


リスクアセスメント義務化(H28.6.1施行)関連資料(学内限定)
九大実施指針リスクアセス対象物質一覧リスクアセス説明資料
リスクアセス 実施のための参考資料EXCEL版PDF版
〔資料1:SDS記載事項、資料2:SDS入手法、資料3:リスク見積法)

リスクアセスメントに関する部局担当係一覧
  ※各部局が定める化学物質に関するリスクアセスメントの実施指針および実施マニュアルは、筑紫地区における実施指針と実施マニュアルを参考にしています。筑紫地区では、化学物質のリスクアセスメント実施の義務化を含む平成28年6月1日の改正労働安全衛生法の施行前より、先行してリスクアセスメントを実施しています。
エクセル評価シート(ver4.6)エクセル評価シート概要
筑紫地区リスクアセス実施マニュアル(Ver4.04)
筑紫地区リスクアセスHP

    

    化学物質管理支援システム (IASO)の運用について 
 
  より適切な化学物質管理を行うため、化学物質管理支援システムを更新します。
【マニュアル等 資料】(学内限定)
システム操作 簡易マニュアル(基本編)
システム操作 簡易マニュアル(補足編)
ブラザー P-touch インストールマニュアル:
スマート アプリ 操作マニュアル
システム登録済 建物 一覧

※ 九州大学化学物質管理規定及び同運用マニュアルでは、化学物質管理支援システムの適正な運用のため「部局化学物質管理支援システム管理者」をおくこととなっています。この方針に基づき、各部局から教員1名及び職員1名を選出いただいております。化学物質管理支援システムに関する問い合わせは、「部局化学物質管理支援システム管理者」にお問い合わせください。なお、部局化学物質管理支援システム管理者は、最新の研究室等整理番号一覧を閲覧できます。閲覧方法については、「化学物質管理支援システム管理者(SYSユーザー)用簡易マニュアル」に記載されています。
部局化学物質管理支援システム管理者 一覧

九州大学Web学習システム「新化学物質管理支援システム操作説明会」の簡易マニュアルに沿った説明ビデオを公開しています。【下線をクリック】




SDS ( Safety Data Sheet :安全データシート)制度             

    <MSDSからSDSへ> SDSは、国内では平成23年度までは一般的に「MSDS (Material Safety Data Sheet : 化学
   物質等安全データシート)」と呼ばれていましたが、国際整合の観点から、GHSで定義されている「SDS」に統一い
   たしました。また、GHSに基づく情報伝達に関する共通プラットフォームとして整備した日本工業規格 JIS Z7253に
   おいても、「SDS」とされております。(経済産業省 SDS制度 ホームページより引用)


 化学物質を他の事業者に譲渡・提供する際、SDS (安全データシート)により、その化学品の特性及び取扱いに関する情報を事前に提供することを義務づけるとともに、ラベルによる表示に努める制度です。
 SDSは、化学物質管理システムや次頁「資料・リンク」の”化学情報”から得ることができます。
 実験研究でよく使用する化学物質や危険有害性の高い物質のSDSは、すぐ見られるように備え付けて下さい。
◎労働安全衛生法:名称等を通知すべき危険物及び有害物 一覧
 とくに、特別管理物質(上表 参照)は情報を掲示することが義務となっています。

 環境安全センターで、掲示用に作成したA4版(右に例)は、下記からダウンロードできます。

Download
 有機溶剤 H26.11更新
 特定化学物質 他H27.11更新

 右図のドクロ等の絵文字は、平成15年に国連が勧告した「化学品の分類及び表示に関する世界調和システム(GHS)」に基づき、世界的に統一したルールに従って分類されたものです。
  このマークが付いた危険有害性化学物質は必ず、”化学物質管理システム”に入力して管理して下さい。




GHS ラベル

化成品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)
爆発物
自己反応性
有機過酸化物
可燃性
引火性
自然発火
水反応
支燃性
酸化性
急性毒性 腐食性
(皮膚、金属)
眼の重篤損傷
刺激性
(皮膚、眼、気道)
麻薬作用
発ガン性
生殖毒性
健康障害
呼吸器
水環境有害性 高圧ガス

  九州大学化学物質管理規程では、管理すべき化学物質を ”「化学品の分類および表示に関する世界調和システム(Globally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals)」(略してGHS)に基づき分類された化学品” と定義しています。GHS分類、区分の解説(厚労省資料
 GHSとは、化学物質の危険有害性に関して世界共通の分類と表示を行い、正確な情報伝達を実現し、取扱者が当該化学物質によって起こりうる影響に対処できることを目的として、2003年に国連により勧告されたものです。 GHS分類物質一覧 へ
 日本の毒劇法における毒物はドクロマーク(急性毒性)に、劇物はドクロ又は腐食性のラベルに分類されています。また、厚生労働省のパンフレットには、「(たとえ毒劇法の)毒劇物に該当していなくとも、ドクロマークや腐食性のラベルが付いているものは、毒劇法に準じた取扱いが望ましい」と書かれています。
 法律で規制されている化学物質の数は極めて限られていますが、法に規定されていなくても、GHSに分類されている化学物質は法に準じた管理を行うことを、九州大学化学物質管理規程は求めています。
 なお、危険物の危険性はその物性の他に保管量にも左右され、指定数量が大きい潤滑油(指定数量:6 トン)や動植物油類(指定数量:10 トン)は、通常の実験・研究の保管量では危険性はなく、GHS分類でも区分外となっています。 このような物質及び危険有害性のある物質を、タンク等により多量に取り扱う場合の管理方法は別途、定めることとします。




PRTR法調査                                        

「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の完全の促進に関する法律(PRTR法)」第5条に基づき、毎年5月に、前年度のPRTR法対象化学物質の取扱量、排出量、移動量等を調査しています。
      《 本学の調査対象化学物質 》

 全 部 局 共 通  ジクロロメタン、 クロロホルム、 ベンゼン、 アセトニトリル、
 トルエン、 キシレン類、 ホルムアルデヒド、 ノルマルヘキサン
 病 院(馬出、別府)   エチレンオキシド(酸化エチレン)
 別 府 地 区  ダイオキシン



リスク調査

  1日の使用量が多く、揮発しやすく、管理濃度が小さい(毒性が強い)物質は、リスクが高いと言えます。
  吸排気が無いという条件下で、蒸気圧から推定した1日の揮発量による室内濃度と労働安全衛生法に定められた管理濃度との比を求め、この比と使用頻度を加味した数値で、各研究室等でのリスクを、毎年評価しています。





水質分析

  化学物質による環境汚染を防止するため、定期的に下表の水質分析を行っています。
 環境安全センターでは GC/MS による揮発性有機化合物(VOC)、 ICPによる重金属、及び TOC計による全有機炭素等の濃度を測定しています。

測定場所 項  目 測定箇所 頻  度
 各部局の排出水   pH、水銀  毎 週
同 上  VOC、重金属、他多数  13  毎月 第1水曜日 
伊都・実験棟排水  VOC、重金属  1 回/2ケ月
全学の井戸  VOC、重金属、TOC 15~20  1 回/2年
伊都地区環境水  VOC、重金属、TOC  1 回/年
伊都地区再生水    VOC、重金属、TOC  1   2 回/年

 

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